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胃の構造と胃がん
胃は、ちょうどみぞおちのあたりの少し左側にあります。
食道からの入り口である『噴門部』、真ん中の『体部』、十二指腸への出口『幽門部』という構造になっています。
そして、胃の壁『胃壁』は5層になっていて、いちばん内側が『粘膜』、粘膜下層、真ん中が筋肉、外側が漿膜下層(しょうまくかそう)、一番外側が漿膜(しょうまく)と呼ばれる薄い膜で胃を包んでいます。
胃は、胃液を出して食物を消化し粥状にしてかくはんし、徐々に十二指腸に送るという役割を担っています。
胃がんは、はじめ胃の内部の粘膜に出来始め、5mmほどになると発見可能だといわれています。
がん細胞は、胃の粘膜を横ばいに広がっていくものや胃壁の内部に進行して外側に進んでいくものとさまざまですが、胃壁を伝って外側に進むものは、他に転移しやすくなるそうです。
まれに、胃の内部から発生することもあります。
胃がんの症状
みぞおちの辺りの痛みや、胃の痛み、げっぷ、膨満感、口臭、などありますが、これは胃がんに限った事ではなく、決定的な症状とはいえないようです。
早期胃がんの場合はほとんど症状が見られません。
進行すると、体重減少、疲労感、嚥下障害などが起こります。
胃がんの検査
●胃X線検査
バリウムと発泡剤を飲み胃の状態をX線を使って調べる方法です。
朝食を抜いて、検査を行ないます。
●胃内視鏡検査
細い内視鏡を口から挿入して、直接胃の内部を確認します。
検査の準備は、朝食を抜いて、胃の動きを抑制する注射を打ち、のどの麻酔をします。
胃X線検査で、胃がんの疑いがある場合の精密検査として用いられています。
●ペプシノゲン検査
直接胃がんを見つける検査ではありませんが、胃の萎縮度を調べる為に血液検査をします。
『胃の萎縮=老化』が胃がんをもたらすことがあるので、この検査で陽性がでたら、胃がんの検査をします。
●ヘリコバクターピロリ菌抗体検査
こちらも胃がんを直接見つけるわけではありませんが、血液検査で胃の中のピロリ菌の状態を調べます。
他に、転移を疑われる場合などやより詳しく検査する為に、CTやMRIで検査する場合もあります。
胃がんの治療
●外科的治療
基本的には、外科的手術となります。
がん細胞の大きさや症状などから、胃全摘出手術か部分摘出かのどちらかとなります。
●内視鏡的切除
早期の発見で、転移がない場合は、内視鏡を使って電気やレーザーなどでがんを焼却するほうほうです。この治療は、体に負担がかかりません。
●化学療法
進行性の胃がんや取り残したがん、再発の予防として『抗がん剤』を投与することがあります。
この治療は副作用をともないます。
●腹腔鏡下胃切除術
新しい治療法です。開腹せずに、腹壁に小さな穴を数ヵ所あけて、腹腔鏡や電気メスなどを入れてモニター画面を見ながら、がんを切除する方法です。
開腹せずに手術が出来る為。傷が小さく回復も早いため、注目を集めている治療法ですが、熟練した医師が行なう必要があるため、この治療を受ける施設が限られています。
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